ブログ内検索

2016年5月15日日曜日

アイデアとビジョンを結ぶ

 新潟からの夜行バスで、朝に京都に戻った。3列シートで比較的快適なはずが、やはり身体に堪える。きっと昨日の田植えによる筋肉痛は明日に出るだろう。若くはない。
 文字通り、ひとっ風呂あびて、立命館の朱雀キャンパスに向かった。朝からサービスラーニングセンター科目「全学インターンシップ」のプレセミナーのためだ。衣笠と草津と茨木の3キャンパス合同運営ゆえ、アクセスのよい場所で事前学習等を、との趣向である。今年度に着任の教員らのと相談で、昨年度とは役割分担を変えての展開とした。尚、シラバスは同じだ。
 料理に喩えるなら、レシピが同じでも、最終的な味わいは異なる。微妙な味付けが違う、盛る皿が違う、シェフが違う、味わう人の期待や関心や経験が違う、何より場の雰囲気が違う、これらの結果、受け止め方が変わってくるためだ。転じて、教育もまた同じ構図にあるのではと捉えている。今日の講義では「後出し負けジャンケン」や「相手を褒め続ける」等のワークを通じ、慣れ親しんだ規範には強い影響を受けること、また他者への承認と他者からの承認がよい関係づくりの手がかりになると、学びを促した。
 講義の後、近くの喫茶店で学生の相談に乗った。立命館大学では学生どうしの学びのコミュニティを重視し、集団的な活動への助成金制度がある。今日は昨年度、推薦した活動への継続支援が求められた。が、個人のアイデア先行で集団のビジョンが不明瞭だと、珍しく断ることにした。

0 件のコメント:

コメントを投稿