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2016年5月18日水曜日

知恵が結びあう広場に

 阪神・淡路大震災から10年の日、「智恵のひろば」という活動が発足した。「全国に散在している経験や教訓を集約し、今後災害に見舞われる可能性が高い地域の人々に使ってもらえるような形式に加工する」取り組みである。レスキューストックヤードの栗田暢之さんが準備室長を務め、2004年1月8日にはブログが運用されたが、2006年12月28日の投稿を最後に更新は止まっている。SNSを使えば、新たな展開ができそうだが、皆、多忙を極める。
 2006年、縁あってインドネシアのジョグジャカルタと京都とのコラボレーションによる産業復興に携わらせていただいている。「てこらぼ」と名付けられた取り組みである。元々は京都府国際課により、友好府州の関係にあったことから始まったプロジェクトだ。2009年にはNPO法人化され、2016年には一般社団法人へと体制を変えた。
 2016年5月18日から24日まで「てこらぼ」による企画「島々の染と織」が阪急うめだ本店で開催される。昨日の閉店後に準備がなされ、朝から皆さんをお迎えしている。私も朝の英語のレッスンからの流れで、昼にお邪魔した。ちなみに英語での話題は、トランプ候補への友人関係と知人関係の違いの記事だった。
 夕方からは立命館大学びわこ・くさつキャンパスで講義だった。1994年、私は真新しいこのキャンパスの一期生として入学した。時を経て、今や教える立場である。経験と教訓から得た智恵を、後輩たちに語り継いでいこう。

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