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2018年2月6日火曜日

公開を前提にする上での権利処理

2月15日、米国コネティカット州にあるウェズリアン大学でミニレクチャーをさせていただく。2月3日から、そのための資料づくりに集中している。もちろん、新しいテーマではないので、これまで作ってきた素材もある。しかし、その多くは日本語である。

レクチャーはは45分程度で、と依頼をいただいている。そのため、40枚を基準にスライドづくりにあたっている。私は講演資料はレジュメを作成し、それに基づいたスライドをつくる、という流れを基本としている。その上で、通りが悪い部分が見つかれば、レジュメを修正する、という具合で、ストーリーとメッセージを整理していくのである。

今回は英語での資料作成に加えて、きちんと権利処理をすることが強く求められた。場合によって素材をインターネットで公開する可能性があるためだという。形式的な要請かもしれないが、いつも以上に注意を払う必要がある。と同時に、今回つくった素材は今後も活用できるため、これまで使ってきたもののうち、出典等が不明なものは、順次改めていくことを決意した。

誰かがつくった素材を利用しないようにする上では、自分でつくることが確実で手堅い方法である。その際、どうしても細かい点にこだわってしまう。例えば、福島県の著作権フリーの白地図データをトレースし、会津・中通り・浜通りの3地域を区分けする、といった作業では、行政区の境界線を雑に扱うことで、仮にその場所に住んでいる方がご覧になった際に残念な思いを抱くのではないか、などと想像しながら作業する。そうして取り組んできた資料作成も今日で一段落、数日寝かしてから仕上げに当たることにする。


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