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2018年2月24日土曜日

思い出の痕跡を刻む

つかの間の実家暮らしが続いている。もっぱら向き合っているのは、26日から28日にかけて、大阪で開催されるフィールドワーク社会心理学研究会の準備である。Field WorkとSocial Psychologyの頭文字を取ってFWSPと呼ばれているもので、今回で14回目の開催となる。今回は私がホスト役を務めさせていただく。

実家には、既に私の部屋はない。したがって、畳敷きの客間の一部を、即席で仕事空間に仕立てることになる。そもそも無線LANが通っていて、電源があれば、たいていの仕事はできる。加えて、昨日開通させたモバイル通信があるため、特に困ることはない。

そうして研究会の準備を重つつ、隣町の浜松へ出かけた。昨日、鴨江アートセンターにて新たな参加型の作品が始まったと伺っていたので、興味を抱いて参加してみた。夏目とも子さんの作品で、「30cmを刻む・つなげる」 というものだった。10月から、何重にも塗り重ねられてきた壁を「30cmずつ」削っていくことにより、壁に色とりどりの文様が浮かぶ、という趣向であった。

私もまた、30cmを削らせていただいて、磐田へと戻った。夜には同じ町に住む誕生日が1日違いの親友と共に、スポーツバーにてオリンピックの鑑賞をしながら、懐かしい話に花を咲かせた。ちょうど、カーリングとスピードスケートのメダル獲得の瞬間を目にすることになった。これもまた、思い出の一つとして、また携えていくことになるだろう。


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