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2016年4月4日月曜日

流れを寄せず流れに乗る

 「春なのに」と別れを憂うがあれば、春は別れの季節であることを前提に「じゃあね」と歌ったものもある。確かに3月は別れが続く。今日もまた、あいにく参加ができない送別会が催される。転じて4月には出会いが続く。
 立命館災害復興支援室の送別会では、きまって「何か」が仕込まれる。それに加えてメッセージ集が贈られる。そのため、今日は朱雀キャンパスまで、カードを届けることにした。お世話になったお礼に、1冊の本を添えた。
 昼過ぎまでは衣笠キャンパスの個人研究室で過ごしたのだが、朝と昼では全く雰囲気を異にした。小雨が降る朝の静けさに対し、雨上がりの昼には建物の一帯に折りたたみ机と椅子が並べられ、多彩な団体が新入生の勧誘を行っていた。思えば学生時代は「ビラを何枚渡されるか」を友人と競い、働き始めると「学生に間違われてビラを渡されるか」を話題とした。両者には幼さへの抗いと、若さへの拘りが垣間見える気がする。
 午後は新潟・小千谷の塩谷集落に関する研究会を立命館の大阪梅田キャンパスで開催した。大阪大学の渥美公秀先生と、関西学院大学の関嘉寛先生及びゼミ生、私と立命館大学サービスラーニングセンター科目の過年度受講生、計6名と少人数ながら、今年度の当面の動きについて意見交換を重ねた。終了後には教員のみで大人の研究会ということで第二ラウンドに流れた。美味に舌鼓を打ち家路につくと、替え歌を楽しむ送別会の様子がSNSに流れてきた。

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