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2016年4月29日金曜日

復興ムードからまちづくりモードへ

 2016年4月29日、岩手県大船渡市・立命館大学の包括連携協定が結ばれた。2012年4月24日に締結した「災害復興にむけた連携協力に関する協定」が満了したことによる。当時、現地のお祭りなどへの参画、仮設住宅での傾聴活動に加え、「狭い空間での持久力・筋力・柔軟性トレーニング」研究等が評価されての協定だった。以来4年、包括協定への移行となった。
 協定締結を記念して、「学びにきゃっせん!」と題した記念企画をリアスホールにて開催した。「きゃっせん」とは「いらっしゃい」という意味である。既に大船渡市により設立が進められたまちづくり会社「株式会社キャッセン大船渡」にちなんでいる。今回は塩崎賢明先生の「復興と減災―東日本大震災の5年とこれからー」と題した講演、私が進行役でまちの誇りを語り合うワークショップ「大船渡の○○自慢」を行った。
 ちなみに締結式後の懇談会では、戸田市長吉田学長がそれぞれ言葉を述べたが、共にまちづくりに力点を置いた展開を展望として語った。実は、今回の「学びにきゃっせん!」は、今後の「まちづくり勉強会」(仮称)の試行的実践である。実際、ワークショップで紡ぎだされた「誇り」を、明日、立命館のメンバーが実地で追体験する。成果はフォトブックにする。
 震災から5年が経ち、いつまでも被災地ではない。よって、被災者の立場に追いやってはならない。にしても今日はよく笑った。共に笑い合える仲間を大事にしていこう。


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