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2016年4月14日木曜日

一穴

 今日は「針の一穴」にやられた。何のことはない、自転車の前輪がパンクしたという話である。パンクの修理をお願いしたところ、どこかで7mm程度の金属片を踏んでいたようだった。このところ空気を入れても徐々に抜けてしまう傾向にあったが、刺さった金属片と小さく空いた穴と、チューブ内の空気圧とが絶妙なバランスを保ったとき、何とか事なきを得て走ることができていたのだった。
 自動車、二輪車、自転車、多くの乗り物を持っている。身体は一つなのに、だ。輸送機械メーカーに勤務していた父の影響もあろう。ともあれ、乗り物が多い環境ゆえ、社会運動の担い手について、その主体の有り様に対して自転車型(自由度の高い任意団体)、二輪者型(小回りの利くNPO法人等)、トラック型(多彩な事業を展開していく株式会社等)と、乗り物の比喩を用いて語る時もある。
 ともあれ、どんな乗り物でも、原始的な技術が延々と使われ続けていることがある。航空機の操縦席も雨よけはワイパーである。多くの自動車はチューブレスタイヤになってきてはいる。が、今回「千丈の堤も蟻の一穴から」の如く、チューブがやられた。
 夕方、空気漏れのない自転車で立命館大学の衣笠キャンパスに向かった。まず、楢葉に関わる「そよ風届け隊」の会議に陪席した。続いてサービスラーニングセンター「全学インターンシップ」オリエンテーションだった。そして夜、楽しい宴席の中、熊本のニュースに思いが揺れた。

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