ブログ内検索

2017年12月21日木曜日

意欲を問い合う

今日はオールボーに来て知り合った方と、日本の文化についてお話をする機会を得た。このたび、オールボーでお店を開くことになったようで、そのコンセプトづくりとマネジメントのために一度お話を、ということになったためだ。もちろん、お店を開くも、営むのも、いずれもご本人である。言わば、オーナー兼マネージャーという立場になられる。

開こうとしているのは、ティーハウスだという。カフェという言い方を用いないところも、一つのこだわりのようである。加えて、単にものを売るだけでなく、人が交流する場をつくりたい、という意志をお持ちだった。そういうこともあって、改めて私が日本で取り組んできた経験から、少しお話をしましょう、という運びになった。

ともすればレクチャーのような機会となってしまうため、考えの押しつけにならないようにと、「今日は長めの自己紹介に来ました」と伝えた。名刺代わりに持って行ったのは、過去のレクチャーやセミナーで用いたワークシートである。具体的には、同志社大学大学院総合政策科学研究科での「ソーシャル・イノベーション型再チャレンジ支援教育プログラム」での評価表、そして立命館大学サービスラーニングセンターでの「マネジメントチャレンジ」での課題整理シートと組織デザインシートである。これらをもとに、組織的な活動において価値を体現すること、追求することを大切にしてきた、とお話させていただいた。

ただ、私の話だけでは店舗経営の細かいところまで踏み込むことはできないため、我々が夫婦で行きつけの店としているハンバーガー屋さんのオーナー兼マネージャーに協力を仰ぐことにした。突然の訪問では失礼になるだろうと、こちらは妻が先立って調整していた。これからお店を始める方とは今回が初対面だったものの、共通の知り合いもいることもあって、話は弾んだように思えた。何より互いに「ambitious」を尋ね合っていて、なるほど、価値や使命だけに重点を置くだけでは長期的な展望は見通しにくいのだと、学ばせていただいた。


0 件のコメント:

コメントを投稿