ブログ内検索

2017年12月28日木曜日

ささやかなリベンジ

リベンジという言葉は、いつの間にかカタカナ語として定着した。安易な調べ方ではないかという批判を承知でWikipedaを見てみると、1999年の新語・流行語大賞となっていた。そして、そのきっかけは松坂大輔投手が用いたこと、と記されていた。総合格闘技K-1好きな松坂選手が、K-1のタイトルマッチで用いられていた「revenge」という言葉を、対ロッテ戦で黒木知宏選手との投げ合いに関して用いたとあった。

今日は昨日のランチのリベンジとして、夕食に挑んだ。いつもと同じ発想で、有りものを活かそうと考えた。ただ、今日は有るものだけでなく、無いものからの発想も重ねた。ちょうど、炊飯ジャーのお米がなかったので、生米からリゾットをつくってみよう、と思い立った。

リベンジとは復讐という意味もあり、例えばリベンジポルノなどはその文脈で用いられるものの、今日は復讐というよりも昨日の至らなさをもとにした雪辱戦だった。そして昨日の反省に加えて、IHのコンロとの戦いという意味で、言い得て妙な表現だったと感じ入っている。IHのコンロゆえに、火加減ならぬ熱加減の見極めと水加減の調整に難儀したためである。ともかく、昨日よりは納得のいく仕上がりとなり、まずまずの出来となった。

あわせて昨日から取り組んでいた、ある原稿へのコメント作業も滞りなく終えることができた。ちなみにその原稿の中には、地元学の観点でよく用いられる吉本哲郎さんのことば、「ないものねだり」ではなく「 あるもの探し」という言葉が紹介されていた。何となく料理とまちづくりの営みと関連づけながら楽しく拝読させていただいた。そうして安心感に浸りつつ、朝にゴミ収集車が来ていて、クレーンで吊り上げながら街頭のゴミ箱から回収している様子を、大胆な調理法のように見立てたことを思い出した。



0 件のコメント:

コメントを投稿