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2017年12月16日土曜日

クリスマスバージョンの朝市に

毎週水曜日と土曜日には、オールボーのÅgade通の駐車場にて朝市が行われている。以前に足を運んだのは4月19日だった。普段、よく足を運んでいるスーパー(及び生協)では、なかなか調達することができない鮮魚が多々並んでおり、嬉々として買ったことをよく覚えている。それ以来、ごぶさたしていたものの、今日、また足を運んでみた。

8ヶ月ぶり、2度目の訪問が今日となったのは、サンタクロースが朝市にやってくると案内されていたためである。逆に、これまで足を運んで来なかったのは、今、住んでいるオールボーの西地区からは、ささやかに距離があるためだ。バスに15分ほど乗り、オールボー駅の一つ手前、警察署のバス停で降り、歩いて5分ほどで着く。どうしても、歩いて移動できる範囲で事を済ませたくなり、よい物があるとはいえ、どうしても足が遠のいてしまった。


会場につくと、サンタクロースに扮してアコーディオンを抱える男性と、トナカイのようなイメージをまとってバイオリンを弾く女性が、クリスマスソングを奏でていた。普通にしていても手がかじかむくらいの天気の中、明るい音楽で来場者を楽しませていた。朝市では生産者とお客さんの距離が近い。その近い距離に、さらにサンタクロースとトナカイの2人が時にはクッキーを振る舞いながら混ざることで、とりわけこども連れのご家族が笑顔に包まれていたことが印象的だった。加えて、通常の農水産物に加え、クリスマスツリー用の生のモミの木や、手作りのリースなど、家や部屋を彩る品々が売られていたことも、いかに生活の中にクリスマスが根ざしているかを実感できる風景だった。

朝市の後には、23日まで開催されている、オールボーのクリスマスマーケットに足を運んだ。これまで、バスの車窓からの眺めと、日本からのお客さんを連れての夜の場面しか見ていなかったためである。ちょうど正午には、地元のブラスバンドサークルの皆さんによる演奏があり、多くの人がその音色に浸っていた。マーケットが23日で終わるということは、きちんとクリスマスは家で過ごすことを大事にしていることのあらわれであり、「♪silent night, holy night...」と歌われる理由を肌身で感じた。


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