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2013年2月19日火曜日

デフォルトを問いなおす

振り返ると、毎年2月には、決まって体調を崩してきた。気がゆるむ時期なのだろう。1月には大学の講義が終わる頃でもあるし、何より、應典院での「コモンズフェスタ」をはじめ、阪神・淡路大震災から○年、といった具合の催しに関わることがあり、決まって何かに取り組んでいる。そのときまでの緊張感や緊迫感が、ふっと解ける時期だと追われる。

それでも年中多忙を極めているのは、自他共に異論のないところなのだが、今日は多忙ではなく無謀、とおしかりをいただくことになった。それは2月末の台湾出張、そして本日の夕方から予定されていた会議と会食の2つである。前者は「28日の朝に羽田を出て、1日の午前中の早い時間に関西空港に戻ってくる」というスケジュールでの出張で、後者は「地域参加型学習の振り返り会を、ざっくばらんに行う」というものだった。前者は便がある(行きは7:20羽田〜チャイナエアラインCI223便〜10:15台湾・松山、帰りは7:00台湾・桃園〜ジェットスター・アジア3K723便〜10:30関空)とはいえ「ちょっといくらなんでも」と、後者は「そのお席では」と、それぞれメールと電話で「無理」とたしなめられることとなった。

特に学生たちに「体調管理ができないのは恥ずかしいこと」などと言ってきているのもあって、大抵のことではスケジュールをキャンセルすることはなかった。逆に言えば、予定が空いていれば空いている限り詰めてしまう傾向にある。別に、予定が白紙であるところを埋めたいというわけではない。ただ、何か呼びかけに応えたい、という「応援団」の立場でありたいソウルの叫びがそうさせている、と思う。

この数年の「2月の不調」を想い起こしてみると、いよいよ寄る年波という言葉を使う時機なのかもしれない。なおのこと、自分の立場というか、世の中での立ち位置も、数年前とはやや違ってきている。今日もいくつかの予定を変更させていただいた中で、午後に1つだけ、大阪でアーツカウンシルをつくる会の関係のミーティングに参加させていただいたのだが、会が設立された2007年を振り返って、改めて「年」と「波」の変化を受けとめた次第である。ちなみに、明日の予定を確認するために、「日本橋〜大宮」の移動にあたっての時間を調べてみたところ、「そんなに早くは着かないだろう」と思ってみたら、調べたいはずの「大阪市営地下鉄堺筋線日本橋駅〜阪急電鉄京都線大宮駅」ではなく「東京メトロ銀座線日本橋駅〜JR東北本線大宮駅」のルートが出て、いやはや、「デフォルト」の状態を前提にしてはならないと、自分の心身の「初期設定」を問いなおさねば、と内省を重ねる今日この頃である。

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