ブログ内検索

2017年4月1日土曜日

ライフラインとしてのインターネット

大学近くのホテルで滞在した朝、4月からお世話になるオールボー大学の受入担当教員の一人、Casper Feilberg先生の自宅にお邪魔した。私たちの到着が当初、金曜日の夕方で、既に大学のInternational Accomodation Office(IAO:留学生や諸外国から訪れる博士研究員、教職員の居住環境を支援する窓口)が閉まっている時間ということもあって、家の鍵を預かってくれていたのだ。あいにく、到着便がずれたこともあり、翌朝に伺うことにしたのだ。お連れ合いとお子さんたちもあたたかく迎えてくれ、ささやかなおみやげとして、日本から持って行った手ぬぐいのセットの中から、お好みのものを選んで渡すことにした。

家は大学のキャンパスから程近く、キャンパスマップの中にも建物名は書かれず、色づけされて表示されていた。リノベーション済とのことであったが、建てられてから年相応の時間を感じる建物であり、部屋だった。それでも、妻と2人で暮らすには充分な広さと、シンプルな中に合理性が追求された北欧っぽさを感じる住まいである。ホームセンターに行っていくつかの箇所を直したい欲求に駆られているが、徐々に快適な住まいを追求していくことしたい。

まずは荷ほどきをし、お昼を前にまちに繰り出すことにした。IKEAを中心とした家具やキッチン用品がセットされている上、布団などはIAOに用意いただいていたので、トイレットペーパーや洗剤といった消耗品を調達に出たのだ。住まいというか、大学の近くにもスーパーがあるものの、7月に一度訪問したときの感覚を頼って、「あそこに行けばあるだろう」というお店に伺うことにした。日本で言えば関東では成城石井、関西ではいかりスーパー、そんな感じのする「salling」の食品コーナーでいくつか食材も手に入れ、いよいよデンマーク生活のスタートである。

まちに出たもう一つの理由はSIMカードの調達のためだった。事前の調査では、コンビニ等でLebara社のプリペイドSIMを購入できると聞いていたのだが、なかなか店頭では見つけられなかった。結果としてFaktaというスーパーのレジで見つけたものの、これはチャージ用のバウチャーで、SIMカードそのものは別の店で買ってくれ、とのことだった。結果として、一旦は中に入ったものの、陳列棚では見つけられなかったセブンイレブンのカウンターで訊ねてみると「Yes, sure」と、レジ内から取り出していただき、あえなく入手することができた。さっそく、SIMフリーの端末に入れ、先程のバウチャーに書かれた2つのコードを入力、これでデンマークでの電話番号と通信環境を手に入れたのであった。

0 件のコメント:

コメントを投稿