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2017年10月3日火曜日

おひさまの角度

季節は確実に冬へと向かっている。夏には、窓に対して右奥(北西)から夕陽が射し込んできたが、いつしか左側(南西)へと変わってきた。もちろん、日の入りの時刻もどんどん早くなってきている。そして、日の出の時間はどんどん遅くなっている。

デンマークでは授業を担当していないこともあって、ほとんどの時間の過ごし方は自分の都合で決めることができる。もしデンマーク語ができるなら授業も担当していたのだが、今、お世話になっているオールボー大学の心理学科では、学部・修士とも、英語での授業を開講していない。もちろん、多くの学生は英語ができるため、英語での話題提供の機会もいつかつくろう、と、受入担当の先生方からには気に掛けていただいている。滞在から半年が過ぎたが、逆に言えばあと半年、どんな経験を重ねることができるか、楽しみである。

そんななか、今日は細々したメールを捌いた。本来なら昨日から、翻訳に参加した書籍の単語帳を整理するというお役目を担う予定だったが、あいにく1人から届いていないため、着手ができないままでいる。その結果、これまで対応できていないことを先にしてしまおう、と判断した。というのも、単語帳作成の後には、科研費応募への準備が待っているためである。

授業がないために、代わり映えのしない毎日を過ごしているとも言える。何より、自宅で一日を過ごすことも多い。それでも、窓から見える景色の変化に目を見はることで、その日に意味を見出すこともできる。少なくとも今日は、お日さまの角度が変わる中で、木々の合間から射し込む夕陽に、今日という日の印象を刻むことにした。


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