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2017年10月9日月曜日

男子厨房に入る

オールボー大学ではキッチンセミナーという名で、旬の研究内容を語り合うという場がある。毎週水曜日、15時から開催されている。11月15日には私も話題提供をさせていただくが、果たしてどんな素材を持ち込もうか、思案中である。あらかじめ議論のための資料がメーリングリストで共有されるルールがあり、11月11日の土曜日には準備されている必要がある。

今日は研究のキッチンではなく、料理ためにキッチンに立った。正確には今日もまた、である。昨日の昼に作ったカレーのアレンジのためだ。昨日はパンでいただいたが、今日は昼にパスタ、夜はライスで楽しむことにした。ただ、それだけでは野菜が少ないと考え、夜にはポトフ風のスープを作ってみた。

このところ、科学研究費、略して科研費の準備が続いており、今日は2つのうちの1つを何とか形にして共同メンバーに送付した。そのため、どうしてもパソコンに向かう時間が多くなっている。また、姿勢も前かがみとなって、目と肩と腰に疲れがたまる。そうした中で厨房に立つと、心身ともにリセットされたような気がする。

いつ性役割分業という言葉を知り、何気なく使うようになったかは覚えていない。ただ、昭和の生まれの私は、性役割がどっぷり根ざしてきた時代を生きてきた実感がある。一方、今なお「イクメン」などという言葉でキャンペーンが張られているのが現代の日本である。平等の国、デンマークで1年暮らしたことで、日本に戻ってからの生活リズムとスタイルがよくなるよう、自らの立ち居振る舞いを丁寧に見つめていきたい。


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