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2017年6月5日月曜日

気候に戸惑う

 バルセロナの帰国から1日、今日はデンマークでは休日なのだが、どうも体調がすぐれない。昨晩からその兆候があった。まず、鼻水が止まらない。そして、風邪のようなだるさに見舞われた。

 昨日、眠る前にトローチのみ服用したのだが、どうしようもないので、朝ご飯は軽くシリアルで済ませ、日本から持ってきたカプセル薬を服用することにした。箱には「鼻水・鼻づまりに」とある。立川志の輔師匠の新作落語「買い物ぶぎ」に出てくるくだり、「鼻水、鼻づまりって、これ何?反対じゃん。どっちに効くの?」を思いだし、ほくそえんでしまった。

 そんな小話を妻になげかけてみても、あまり反応がない。私の話の持って行き方も悪いのだが、私と同じく、旅の疲れがどっと出たようだ。昨日の帰りの飛行機でのささやかな不安が的中してしまった気がしてならない。ただ、私は朝に飲んだ薬が効いたのか、昼にはだいぶよくなったので、ある報告書の校正を終えた後、遅めの昼食の当番を買って出ることにして、先般、買っていた中華麺で和風ラーメンを作ることにした。

 今日は家全体に洗剤の臭いが立ちこめている。それぞれに体調の悪さを押して、コインランドリーの洗濯機を3台使って、溜まっていた洗濯を終えたためである。洗剤の臭いに、また時折小雨がぱらつく空も相まって、なんだか晴れない気分の中、以前購入した移動販売車のベルの音が辺りに響いた。急いで出たために、上はフリースで下はスウェットパンツに革靴という、何とも言えない出で立ちとなったが、車の周りに集まった人々も、それぞれの格好で買いに来ており、ふと笑みがこぼれてしまった。


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