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2017年6月8日木曜日

ストレスが地球をダメに?

 大学1回生のときにMacintoshに触れて以来、Appleのファンである。開学したての立命館大学びわこ・くさつキャンパスで学んでいた私たちは、入学早々、SONYのUnixマシン(News 5000シリーズ)を使うことが求められたものの、同じ年に衣笠キャンパスで開設された政策科学部は全員がMacintosh PowerBook 180を所有した。その影響もあってか、びわこ・くさつキャンパスにも、マルチメディアルームやオープンパソコンルームなどと呼ばれた部屋にMacinotoshが何台か設置されていた。3ボタンマウスが接続されながらもコマンドを打ち込んで操作することが前提の「メルセデスベンツのそれなりのクラスが1台買えるくらい」と称されたマシンの横で、1ボタンで一目瞭然なGUI(グラフィックユーザーインターフェース)によるMacintoshの操作性に強く惹かれてしまったのだ。

 時を経て、今、Appleの製品は広く人々に行き渡るようになった。昨日、米国サンフランシスコのサンノゼで現地時間10時から始まった世界開発者会議(WWDC)2017は、日本に居るときとは異なって常識的な時間に開始(デンマーク時間で19時)されたため、ライブストリーミングを見たが、隔世の感がある。今回新たに発表されたmacOS High Sierra(10.13)は、未だにメインのコンピュータではSnow Leopard(10.6.8)を使っているから見れば、既に7世代も離れた基本言語を使い続けていることになる。なぜ、かくも古いOSにこだわっているかと言うと、電子メールというものに慣れたのが、大学1回生ときから使っているEudoraであるため、ほぼこの1点に集約される(ただし、1994年からのメールは2005年12月18日、雪の残る京都の堀川御池交差点で自転車で転倒した際、ポータブルのハードディスクが壊れて全て消えてしまった)。

 そんな10.6.8の動くMacBook Pro 17(early 2011)やMacBook Air(Late 2010)を使いつつも、幸いにしてiTunes Matchサービスを利用することができる環境のため、ローカルに管理していた音楽ファイルはiCloudミュージックライブラリにアップロード済みで、複数のデバイスで楽しむことができている。今、iPhoneは5c、iPadもmini2、そしてiPod touchは第5世代ながらにレアなリアカメラなしのモデルを使っている。音楽ライブラリと言いつつも、その中には落語のCDも多々入っている。そのため、飛行機の機内放送と同じく、音楽を聴いているようで落語を聞いていることがよくある。

 iClouldミュージックライブラリに入っているものの一つに、森高千里さんの『森高ランド』があるのだが、今日はその3曲目「ストレス」の歌詞を想い起こした。シングルバージョン「ザ・ストレス〜ストレス 中近東バージョン」は公式のプロモーションビデオがYouTubeにアップされていることを今日知ったが、「ストレスが地球をだめにする」という部分が実に印象的な楽曲である。想い起こしたのは、電動工具メーカーで知られるBOSCH社のものが近くのスーパーで半額ということもあり、滞在2ヶ月あまりにして掃除機を購入した帰り道である。これでどこからともなく入ってくる埃などの掃除のストレスが少し減る反面、もしかして地球環境には負荷をかけてしまうのだろうと思いを馳せた、ということを、長々と書いてきて、これを読む人にストレスがたまらないことを願うばかりである。


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