5月に取り組んでいた原稿が6月15日の今日「対人援助マガジン」にて公開された。「PBLの風と土」という看板を掲げた新連載の第1回目である。風と土の対比は、古くは和辻哲郎『風土』などでも著されている。また、気候を意味する英語のclimateという言葉も、ギリシャ語で「傾き」を示すklimaという言葉に由来しているとのことで、どの地でもその地にもたらされる変化とその地に根ざしてきた不変なものとの対比を通して、その場所の性質に対する表現がなされるようである。今回の連載では、デンマークのオールボー大学に根ざしてきた「問題にもとづく学習(Problem Based Learning)」について紹介していくという趣向である。
「対人援助マガジン」は連載専門誌と掲げられている。季刊による年4回の発行で、既に28号まで刊行されている。今回の新連載は私を含めて2本で、全体の分量は50人・300ページを超えるものとなっている。既に次号への予告も記しただが、デンマークでの滞在を終えたとき、どう連載を重ねていくかは、今後への課題としたい。
今回の連載は依頼原稿ではなく、サトウタツヤ先生の紹介のもと、自ら申し出たものである。その初回、締め切りに対しては、いつもにも増して真摯に向き合った。加えて、この連載誌はそれぞれがレイアウト・デザインを定めても良いという趣向とされている。産みの苦しみというとたいそうかもしれないが、余裕を持って初回を出稿することができたこともあって、次回への構えと弾みをつけることができた気がしている。
晴れやかな気持ちに重なるかのように、今日はデンマークにとって国民の日とされていた。休日ではないものの「Valdemarsdag og Genforeningsdag(英語ではDay of Valdemar and Reunion day」と呼ばれる日で、1219年のエストニアとの戦いに勝利したこと(Valdemarsdag、ヴァルテマ2世の統治時代の出来事として)、1920年に住民投票の結果によりユトランド半島の南側に位置する北部スレースヴィ地方がデンマークに復帰したこと(Genforeningsdag)、それぞれを祝う日であるという。連載の初回が公開されたことをいくつかの手段で伝えた後、近くのスーパーに買い出しにいった。なんだか買い出しばかりに行っているようだが、今日は何だか心が躍る日のような気がして、デンマークのビールに手を伸ばし、夜に祝杯とさせていただいた。
「対人援助マガジン」は連載専門誌と掲げられている。季刊による年4回の発行で、既に28号まで刊行されている。今回の新連載は私を含めて2本で、全体の分量は50人・300ページを超えるものとなっている。既に次号への予告も記しただが、デンマークでの滞在を終えたとき、どう連載を重ねていくかは、今後への課題としたい。
今回の連載は依頼原稿ではなく、サトウタツヤ先生の紹介のもと、自ら申し出たものである。その初回、締め切りに対しては、いつもにも増して真摯に向き合った。加えて、この連載誌はそれぞれがレイアウト・デザインを定めても良いという趣向とされている。産みの苦しみというとたいそうかもしれないが、余裕を持って初回を出稿することができたこともあって、次回への構えと弾みをつけることができた気がしている。
晴れやかな気持ちに重なるかのように、今日はデンマークにとって国民の日とされていた。休日ではないものの「Valdemarsdag og Genforeningsdag(英語ではDay of Valdemar and Reunion day」と呼ばれる日で、1219年のエストニアとの戦いに勝利したこと(Valdemarsdag、ヴァルテマ2世の統治時代の出来事として)、1920年に住民投票の結果によりユトランド半島の南側に位置する北部スレースヴィ地方がデンマークに復帰したこと(Genforeningsdag)、それぞれを祝う日であるという。連載の初回が公開されたことをいくつかの手段で伝えた後、近くのスーパーに買い出しにいった。なんだか買い出しばかりに行っているようだが、今日は何だか心が躍る日のような気がして、デンマークのビールに手を伸ばし、夜に祝杯とさせていただいた。
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