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2017年11月9日木曜日

デンマーク語でのやりとりを英語でかいつまんで

今日は朝からオールボー大学でリサーチミーティングだった。先週は資料で参加した件である。6日の朝の段階で特に返信もなかったので「どうだったでしょう?」と訪ねたところ、7日の午前中には「2人で木曜日に向け素材を準備するので、そのときに」と返信をいただいた。待ちの姿勢で臨む会議への足取りは軽かった。

ミーティングでは、改めて2月にサンノゼ・サンタクララ大学で開催されるPBLの学会に向けた内容の検討が行われた。今は言わば「足し算」のように量が増えていっているので、改めてリサーチクエスチョンを鮮明にせねば、ということから議論は始まった。今回は比較的長期にわたる比較研究の最初の段階として、PBLとサービス・サービスラーニングの2つの教授法を比較し、教員のスーパーバイズ(監督・指導)のあり方に迫ることになっている。ただ、それはテーマであって、リサーチクエスチョンではない。


そこで、以前、NHKの「スーパープレゼンテーション」による翻訳版(吹き替え版ではなく…)で見た、指揮者のTEDを思い出して、集団との関わり方について意見交換をしてみた。すると、単なる「間違い」や「意思疎通の悪さ」などのテクニカルな問題(運営上のつまづき)に関心を向けるのではなく、担い手たちが気づいていない事柄について情報収集を行い、「締め切りに間に合わせるだけ」のプロジェクトにしないことが、今、向き合っているスーパーバイズへの関心であることを確認した。


次は11月15日のキッチンセミナーにて、現在の草稿を発表することになっているので、それを受けて22日にミーティングを行うことになった。一旦、家に帰った後、新装開館したグリーンランドハウスのオープニングイベントに妻と参加した。グリーンランドはデンマーク王国を構成する自治領で、中でもオールボーは距離の近さもあって、比較的交流が深いとのことである。朝のリサーチミーティングに私が、このグリーンランドハウスのイベントに私たちが参加しなければ、きっとデンマーク語でもっと深いやりとりを重ねたのだろう、なんて思ってしまうと、多少の申し訳なさを感じてしまう。


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