今日は来年度の同志社大学大学院総合政策科学研究科の「コミュニティ・デザイン論」に関する打合せがあった。デンマーク時間では朝8時、日本では16時から、Zoomというシステムで接続された。音楽再生機と言えば一時はウォークマンが代名詞とされたように、オンラインのミーティングはSkypeで、と言う方も多い。しかし、個人的な印象を前に出させていただくなら、接続の手段は既に多様にあり、特にハードウェアやソフトウェアへの依存が低いZoomは、現時点での最適なサービスなように思う。
「コミュニティ・デザイン論」は大阪ガス株式会社エネルギー・文化研究所(CEL)による寄附講座である。2007年度から2009年度までは大学コンソーシアム京都の単位互換科目として同志社大学政策学部により学部向けに開講された。その内容は『地域を活かすつながりのデザイン』(創元社、2009年)に収められている。その後、2010年度からは総合政策科学研究科による大学院科目として発展された。
こうして打ち合わせを重ねているのは、複数の教員によって展開されることに加え、コミュニティ・デザインという概念をどのように捉えるのか、開講を前に研究会を実施してきていることによる。2010年度からの講義の内容は、2014年度の内容にもとづいて、2016年2月に『「コミュニティ・デザイン論研究」読本』としてまとめられ、全文がPDFで公開されている。この「読本」の編集が行われた2015年度は開講されず、再び2016年度からは新たな構成により、講義が組み立てられることになった。
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