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2017年11月20日月曜日

マイナスからのスタート


今日の日の出は8時12分、摂氏マイナス2度だった。寝室から外を見ると、小さな水たまりは凍っていた。芝生の表面には霜が降り、いよいよ冬である。ただ、家の中はあたたかく、外の寒さは外でしか感じることができない。

そこで、カメラを片手に外に出てみた。今日は終日、自宅で作業をしていたので、夕方になって外に出た。ちなみに今日の日の入りは15時59分だった。まだまだ日照時間は短くなっていく。

カメラを持ち出したのは夕方だった。それでも、水たまりは凍っており、芝生には霜が降りていた。何より、外に出た瞬間に、小さく身震いするような空気に包まれた。山のない平地ばかりのデンマークだが、今日は風も強くなく、これはこれでいい雰囲気のように思われた。

手にしたカメラはEPSONのR-D1sという一癖あるカメラで、そのレンズもまた旧来の製造方法をもとにつくられたフォクトレンダーのNocton40mmF1.4SC(シングルコート、の意味)というレンズである。昨年に修理対応も終わってしまうほどの年月が経っているものの、時を経てなお、この機種に代わるものはなかなか見つからない。外見からして独特なのだが、記録方法がデジタルなだけで、カメラと言うよりもいわゆる写真機という方がふさわしい。特に気に入っているがシャッターの巻き上げレバーで、バッテリーの消耗を防ぐという合理的な理由と、撮る側の撮影リズムを整えるという情緒的な理由の2つから、おいそれと手放せない一台として、デンマークまで持ってきたのであった。


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