キッチンセミナーを終え、一息つきたい所だが、2017年8月の国際総合防災学会の発表内容を論文にまとめていくモードに入った。学会発表というのは、最初に会議での発表にエントリーをする。そして当日、発表する。そして発表の後で内容を論文にまとめていく、というのが一つのプロセスである。
もちろん、学術論文は、必ずしも学会発表とセットではない。年次大会等で発表せぬまま投稿するというパターンもある。しかし、それ以上に年次大会等で発表したものを論文にまとめるところまで深めきれない場合もある。もっと言えば、私も経験があるが、年次大会での発表そのものが採択されない場合もある。
今回、論文を投稿する「IDRiM」では、オンラインでしか学会誌を持たない形態である。年に2回発行され、そのうちの1回は大会で発表した人の論文を積極的に受け付けるという趣向となっている。そのため、採択率が相対的に高いと予測される。それ以上に、今の段階できちんとまとめあげることができうる内容ということもあって、2017年2月、イオンモール草津にて、くさつ未来プロジェクトの皆さんらを中心に展開した「お買いものdeぼうさい」の内容を英文で書き上げることにした。
今日までで事例まで書き上げることができたが、実は一番最初に書いたのは謝辞である。最も読んで欲しい人を想像して書くことができるように、という工夫である。かなりの集中度合いを察してくれたのか、妻は私の好物の蕎麦を出してくれた。8月に気仙沼の斉吉商店さんで買ってきた、陸前高田の八木澤醤油さんの生七味がちょうど終わり、日本語の論文なら「辛味がからむ」という具合のレトリックで遊ぶことができるのに、と英語での語彙力の無さに辛酸をなめた。
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