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2017年11月8日水曜日

火が焚かれた日

季節は確実に冬に向かっている。日の出は7時台で、日の入りは16時台である。ネットの情報によれば7時46分が日の出、16時21分が日没という。夏にバカンスがある理由がわかってきた気がしている。

今日は17時から各地で「Bavnebål(バウネボー)」という催しがあると、妻が探しあてた。簡単に言えば、焚き火のイベントで、20時までのあいだ、北ユトランド地域だけでも77,000の火が焚かれるという。バイキング時代に焚き火で通信を行っていたことに由来するらしい。バイキング時代といえば西暦700年代後半から1000年代半ばまでなので、かれこれ1000年以上の歴史に思いを馳せての取り組みである。

オールボー市内でも各地で点火されることを知ったが、リンホルム遺跡まで足を伸ばした。にバイキングフェスティバルに参加した、あの場所である。ここでは17時の点灯とあわせて、バイキングの装束体験などもできると案内されていた。今の住まいからは1回の乗り換えが必要だが、バスで40分ほどで着く。


今日は水曜日でキッチンセミナーだったため、17時3分発に乗り、現地へと向かった。今日のキッチンセミナーは2人が発表したため、結果として途中退席をすることになったが、怪訝な顔を浮かべた方はいないように思われ、そのあたりが「空気を読む」日本の文化とは違う気がする。現地に到着すると、既に帰路につく方も多かった。実際、現場に足を運んでみると、「見る」ものというよりは「浸る」もので、1時間滞在するにはそれなりの精神力がいるような種類の文化イベントだった。


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