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2018年1月20日土曜日

時の流れ

どちらかというと締切を破ることが多かった私が、デンマークに来てからは、ほぼ全てのものを締切の中で事を終えられている。絶対的な仕事量が減っていることも大きい。しかし、それ以上にデンマークで出会い、関わった皆さんの仕事の仕方に影響を受けている。自分を中心に置くのではなく、それぞれが携わっている事柄をうまく進めることに丁寧な方々に触れることが多く、その姿勢に学ばせていただている。

もちろん、締切は守って当然である。それでも破ることが多かったのは、自らも他者に対して締切を設定するとき、多少、余裕をもって設定する立場を経験したためだ。そこで「本当の締切はいつですか?」などと尋ねて、当初の締切から猶予をいただいてきた。ただ、それらは全て私の甘えであって、私が甘えたしわ寄せは、私の作業の後で動く方々に及ぶ。

人生も、仕事も、それぞれ折り返し地点を迎えている。特に大きな問題が起きなければ、あと20年は仕事をする。そして健康に留意して、事故に遭わなければ40年は生きていられるだろう。だからこそ、一層丁寧に、誠実に働き、生きていく上で、この1年は自分を見つめ直すよい時期となった。

私のオールボーでの滞在も残り2ヶ月ほどとなる中、今日は一足先にオールボーに赴任され、今月末には一足先に日本に戻られる先生を囲む場にお邪魔した。この先生がいらっしゃらなければ、その後、オールボーでの関係が広がるきっかけとなった4月のお花見に足を運ぶこともなかっただろう。オールボーをご縁につながった皆さんと懐かしの日本の味をいただき、いつかの再会を誓った。最後、テーブルには年始の番組で一気に脚光を浴びたお菓子も並び、私にも帰国のときへの思いが突き上げてきた。


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