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2018年1月27日土曜日

代替不可能性という視点

日々、パソコンに向き合う時間が多い。時代が時代なら、原稿用紙にペンを滑らしていたのだろうか。そして異国の地で暮らす上では、辞書を引き、抜き書きをしながら言葉を覚えていたことだろう。パソコンとインターネットがあってよかった、と、つくづく思う。

あまり机に座ってばかりでもいけないので、今日はまちに出かけた。今の住まいは大学までが徒歩圏内で、市内中心部まではバスで20分ほどかかる。日曜日にも営業したお店は、月曜日には休みとなるお店がいくつかある。それでも、いくつかの店に足を運び、用を済ませた。

せっかく街に出たので、1月8日にオールボーで開店した日本文化を扱うカフェとテイクアウトのお店「おかえり」 にも立ち寄った。開店の日に立ち寄って以来の往訪である。ほぼ1ヶ月が経つ中で、その後はどうなっているのか、率直に伺ってみた。すると、来月から、徐々にお店をイベント中心のスタイルに変えていくとのことだった。

東日本大震災の後、remoやrecipなど大阪を拠点に活動してきた甲斐賢治さんを訪ねて、せんだいメディアテークにお邪魔した際、「自衛隊の行動指針を知ってる?」と尋ねられた。緊急性と公共性は予想がついたものの、3つめの代替不可能性は、そのときに初めて知った。もちろん、全ての物事の価値判断を自衛隊のようにすべきということではないものの、あえて何かをするのであれば、あるいは何かをしないのであれば、「自分(たち)の代わりがいるかどうか」というのは、重要な判断材料になると、合点がいった。「おかえり」もまた、代替不可能な機能があるだろうし、その機能を果たしつつ、オールボーのまちでの存在感を高めていって欲しいと強く願っている。


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